リアル・ライフ・ダイアリー

2011年01月20日

SONYの訴訟を考えてみたり…

SONYが世界のハッカーに対して訴訟を起こしてます。
傍から見ているとうんざりな感じもしますが、元々SONYの主張する内容が残念…

依頼した弁護士もある意味ヤケクソな感じがヒシヒシと伝わってきます(笑


特許や知的財産での訴訟は解釈によって難しくなってしまうので、簡単にエアーガンと車で考えてみると良いと思います。

まず、エアーガン。
おもちゃ屋さんで売っている子供用(?)のおもちゃ鉄砲です。
しかし、改造する事によって殺傷能力のある武器に変わります。

所有者(所有権を持つ人)がこのように、おもちゃの拳銃を殺傷能力のある武器に改造した場合はどうなるのでしょうか?

普通に考えれば、殺傷能力のある武器に改造した時点で銃器の保有になり、警察に届出をしなければ。違法所持で警察に捕まってしまいます(銃砲刀剣類所持等取締法
については下記参照)

しかし、おもちゃの銃を製造している所では、違法だから持つなと民事裁判を起こす事はありません。
なぜなら、これは刑法の問題であるからです。

同じように車には道路交通法が存在し、これを犯すと警察に捕まります。
しかしながら、車の製造販売店が独自に違法だから持つなと民事裁判を起こす事はありません。
これも刑法の問題であるからです。

ようするに今回の件は、各々の国の法律によって取り締まるべき案件であり、一企業が出しゃばって偽りの正義を楯するような事ではないというものです。

銃砲刀剣類所持等取締法(じゅうほうとうけんるいしょじとうとりしまりほう)
略して銃刀法。

定義
「銃砲」とは、拳銃、小銃、機関銃、砲、猟銃その他金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲及び空気銃(圧縮ガスを使用するものを含む。)をいう。
「刀剣類」とは、刃渡り15cm以上の刀、やり及びなぎなた、刃渡り5.5cm以上の剣、あいくち並びに45度以上に自動的に開刃する装置を有する飛出しナイフ(刃渡り5.5cm以下の飛出しナイフで、開刃した刃体をさやと直線に固定させる装置を有せず、刃先が直線であってみねの先端部が丸みを帯び、かつ、みねの上における切先から直線で1cmの点と切先とを結ぶ線が刃先の線に対して60度以上の角度で交わるものを除く。)をいう。
2009年1月5日からは刃渡り5.5cm以上15cm未満の剣(ダガーナイフなど)についても新たに所持が禁止され、7月4日までに従来から所持している者は輸出または廃棄しなければならない。


もちろん、今回SONYの訴訟内容は、知的財産についての訴訟です。
しかしながら、販売したものの所有権は買主に移動します。
日本では所有権が認められていますので、持ち主の自由。
あくまで物権での問題であり、犬猫や人などの生き物ではないと言うこと。


ちなみに、SONYが言ったとされているネット回線を通じて改造したPS3を攻撃うんぬんについては完全な違法(ハッキング)行為です。
SONYが出来るのはせいぜい、改造したPS3のネット回線への接続拒否と、違法ダウンロードしたソフトを使用した形跡を、ソフト製造元と警察に通報する位だと思います。

もし本当に、ネット上でPS3の機能停止を行ったら全世界で訴訟問題になり。SONY製品のボイコットなどで会社がなくなる事はほぼ明らかです。

将来性のある会社なら、そのような情勢の中でどのようにビジネスを成功させるかを考えるべきだと私は思います。

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